四十九日
この世とあの世の中間を彷徨い、天へ昇るのが四十九日なのだそうだ。
まぁ君の事だから、地獄なんぞへは行かないだろう。
そこらへんは心配ないね。
とりあえず向こうに行ったら、挨拶だけはしっかりしとこうな。
あとは多分やることないから、格闘サークルかなんかを見つけて入ってくれ。
あっちの世界でも筋肉痛になるのかな?
まぁ時間はたっぷりあるんだから、のんびり鍛えてくれ。
そっちの住人になっているなんて未だにピンと来ないが、忘れることはない。
あ、せっかくそっち行ったんだから、次は「すきっぱ」じゃない様にお願いしときな。
こっちこっちで色々あっけど、まぁ楽しくやるさ。
たまにはこっちに顔出して欲しいが、明るく来るように!
俺は幽霊とか大の苦手だからよ。
じゃ、またな。