息子へ
今日は息子の誕生日。もぉ4歳。たかが4歳、されど4歳。彼はこの4年間で、何を見、何を聞いて来たのだろうか…。「とぉと〜!」とすがり付く彼は、「父親」ってぇ形容詞の俺を、どぉ見てきたのだろうか…。
一体彼に、俺は何をしてあげれただろうか。
夕飯も一緒に食わずに練習に行く俺に、「とぉと、勝ってね!」って言う彼の目に、負けた俺はどぉうつるのだろうか…。
多くを語らず、生き様を見せるのも父親。いつもすぐ近くに居て、ヘルプするのも父親。
真直ぐな、お前の目にどぉ写るかわからんが、俺は俺なりに、「井口摂」って「父親」を見せて行きたいと思う。俺はお前の為に生きている訳じゃねぇ。お前も、俺の為とか思ってくれるな。けど、何らかの「道」を示して行きたいと思う。反面教師にしても良い。俺のように生きるなら、俺より上を行け。
お前が大きくなる将来の「日本」に不安はあるが、お前はお前の「道」を行け。
お前に負けないよう、俺は勝負していくから。
ただ、ノフウゾだけは、将来歌わせてもらう。
「男は、夢をもて…」
航見、誕生日、おめでとう!