オザキ
今日は尾崎豊の命日。
そのニュースを聞いたのは、確か19歳の時。南越谷の友人宅から帰るタクシーの中でのラジオ放送だった。
俺はオザキが好きじゃなかった。自由を求める事ばかりが前面に出ているようで。
その時代は「本当の自由は、不自由さの中にある」って歌っていた長渕に心酔していた。
何年か過ぎ、仲間たちでカラオケに行くと何とまぁオザキファンが多い事か!いつしか、好きではないけど、オザキって人が心に引っかかるようになって来た。
何て言いながらも、「I LOVE YOU」はある意味定番だった。
何もかも許された恋じゃないから…
19歳の時、俺は好きになっちゃいけない人を好きになっていた。情けない話だが、その俺の状態と歌をオーバーラップさせ、恋を自分自身で盛り上げていた…。
数年が過ぎ、ガツンときたのが「FORGET ME NOT」。
詩の全てが、何かこぉズシンズシンと心に響くってぇのか、好きな人への気持ちを代弁してくれている様な…。やさしさや、せつなさ、愛おしさ…そんな感情が混濁されてる。かと言ってくどくなく、ストレートに「愛」って感じ。聞いたこと無い方は、是非聞いてみて欲しい。
そんな何だかんだで、数年前から俺はオザキが好きだ。フリークではないし、マニアでもない。真の尾崎ファンが聞いたら怒るかも知れない。けど、良いじゃん、単純に好きなんだから!人それぞれ「愛」のかたちは違うんだし、それもまた「自由」。
尾崎豊さんのご冥福をお祈りします。