懐古
足立区新田一丁目の団地祭に家族で。
ここは女房の実家の団地。
26年前、実は俺もここの団地に住んでいた。もちろん、この祭にも参加した記憶がある。
まさかまさか、こんなに時間を経て、女房子供とこの祭に参加するとは!小1の終りに、千葉に越す俺には想像すら出来なかった…。
言葉に出来ぬ、感慨深いもんがある。
女房に出会わなければ、またこの新田に戻る事もなかっただろうし、昨年8月に亡くなった、コウケンの大好きなジィジに出会う事もなかった。
もっと言えば、きりがない。
自衛隊でレスリングをやっていなければ、越して15年ぶりに(当時21歳)、女房と池袋で出会う事もなかった。
高校で、兄・母の反対を押し切ってレスリングをしていなければ、自衛隊でレスリングする事もなかった。
そう、高校受験ん時の、心境の変化がなければ、今日のこの日はなかったのだ!
宿命、だったのだろう…。
人生とは、正に小説より奇なり。
もし違う人生を送れたら?と質問されたら、うん、今の人生以外の俺はいない、だから、違う人生はいらない、って答えるだろう。
俺の人生は、何てドラマチック!その主役の俺は、なんてハッピー!
タンコウ節をBGMに、ピースライトをくゆらせ、ビールを飲みながら…。